角館武家屋敷

青 柳 家
あおやぎけ
薬医門・庭・母屋台所


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 今回、長年の夢であった北の古都、秋田県角館へ昨年(2007年)の5月の連休明けの桜も散り葉桜の新芽も美しい時期をねらい行ってまいりました。あんのじょう人も少なく3泊4日をゆるりと見学できました。1年遅れの発表ですが体調を壊していた関係で今回になりました。
青柳家・石黒家・小田野家・河原田家・岩橋家・松本家・樺細工伝承館・安藤醸造元本店 等を取材してまいりました。何分凄い枚数のため今回は、青柳家を取り上げてみました。次回から順次アップしてまいりたいとおもいます。どうかご観賞ください。

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2008年6月06日 作成

青柳家薬医門
 青柳家は1570年(元亀元年)に当主・青柳和泉守が佐竹義重の側近となって以来、佐竹家に仕えていたが、1597年(慶長2年)、青柳主水正が佐竹盛重(芦名義勝)に仕えてから芦名家家臣となった。


閑散として人も疎ら
 1603年(慶長8年)、青柳藤右衛門は芦名義勝にともなって角館入りし、歩行頭(おかちがしら)として60石を与えられた。芦名家家臣の平均石高が61.4石であったので、中級の位と言える。屋敷は100石とりの岩橋又右衛門と同じ丁内で、表町上丁の西側にあった。


奥に母屋の藁屋根が見える
 1653年(承応2年)、芦名家断絶とともに45石に減封され、住居を表町上丁から表町下丁の現在地に移したが、青柳家は表町下丁の屋敷の他に、裏町下丁に裏地と称する土地を有していた。


武者窓
 黒い板塀についた出窓は「武者窓」と呼ばれるのぞき窓で、武家屋敷に多い造作である。南北にのびる黒い板塀は「簓子下見塀」で、横板を下から上へ重ねて貼っていく。江戸時代にはこの塀の土台として輝石安山岩が使用されていたが、現在は取り払われている。


屋敷内にはこの様な蔵が幾つもある
 佐竹北家のもとで次第に経済力を蓄え、屋敷地には大きな変化はなかったものの、裏町下丁の土地を次第に拡大した。


青柳家南門
 1764年(明和元年)藩に御用金を献上して47.5石に、その後も御用金献上が度重なり、足軽組頭の役に就いた。


青柳家北門
 1782年(天明2年)青柳勘解由の時代に80石、1868年(明治元年)、戊辰戦争に従軍した青柳又三郎正信の時代には150石(一説によれば104石)となり、青柳家は資産家として角館の史料に名を連ねるようになった.


案内標識
 1973年(昭和48年)青柳家は県史跡に指定され、1989年(平成元年)から角館歴史村として公開されている。青柳家は江戸時代の武家屋敷の特徴を随所に残している。


薬医門

 薬医門は1860年(万延元年)の建築であることが棟札に記されている。門扉には八双金物と乳(ち)金物が3つ打ちつけられて武家門らしい豪壮な感じを漂わせている。




 薬医門前に置かれている石の内、高さ約50cm、丸い穴が開いた石は馬をつなぐための「馬つなぎ石」、ずんぐりした石は「馬乗り石」。(当時は前の溝はなかった)



薬医門(内側より)
 万延元年」と書かれた矢形の棟札に近くに青柳家の家紋「剣かたばみ」を意匠した2つの割束(わりづか)がある.千鳥破風の懸魚(げぎょ・破風板に取り付けて棟木や桁の端が見えないように隠した装飾板)も豪壮な薬医門に相応しい意匠である。



「正面玄関」高貴の来客のみに使用され、奥は茶室になっている。


正玄関「起こり破風」の懸魚。


青柳家の案内図


幹に苔が生えた樹齢約400年の枝垂桜


薬医門北側
「井戸屋形」飲料水を確保するため5本の掘りぬき井戸があり、これはその一つ。井桁の木部は新しく作り直したもので、危険防止のため板を張ってあるが深さは5メートル、現在でも飲料水を汲み出せるようになっている。


青柳家の概要


一般の来客等の出入口
 使用人の玄関は別に設けられており、玄関一つととってみても武家社会の厳しい身分制度を知ることができる。


4百年の血脈


母屋内部、右の白壁が蔵


下駄箱


当時のままの台所(天井が高くすすで黒くなっている)


釜 戸


当時使用された器具



 角館は、城下の町割り、武家屋敷の姿を最もよく残した町だといえる。門や塀は残っていても、建物まで残っている城下町はごく少ない。
町は、中央部につくられた火除け(防火地帯)を境に、北に内町(武家町)、南に外町(町人町)と分かれている。火除けには現在、役場や公民館が建つ。活気のある外町の通り、おっとりと落ち着きのある内町のたたずまい。明らかに異質の空間が均衡をもって保たれている。


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「1」薬医門 他 「2」蔵 甲冑 他 「3」青柳庵 他 「4」小野田直武 他 「5」角館イタヤ工芸 他


「6」レコード 戦史 「7」武家道具館 「8」幕末写真館 「9」ハイカラ館 「10」庭・母屋 他